ナラティヴ・アプローチで伝わるのは何か?

キャリアカウンセリングの複数セッションの最終回。
ある人は言った。
「愛情をもらいました。」
それまで半年間のやり取りからは全く想定していなかった、その凝縮された言葉。
ガアンと何か暖かいものをぶつけられたような、衝撃。
カウンセラーとして未熟な私の心中は、その率直さに狼狽し、「そっか、愛情かぁ」と滲む涙を抑えて取り繕うことしか出来なかった。

私がナラティヴ・キャリアカウンセリングを続ける理由。
これこそが私の思う“愛情”のスタンスなんだという確信。
クライエントは、ちゃんと受け取ってくれているということ。
ただ、それを返された時に狼狽するあたりが、私の未熟なところ。
一度きりのセッション前提で、センサー全開で関わる瞬発力はついたけれど。
長距離走の私の中での終わらせ方。
しばらくコレが課題。

…と涙ぐみながら思い出していたら、その日の午後に、元気に活躍しているという消息が数ヶ月ぶりに耳に入る。
何たる偶然。縁があるんだなー。

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