スタッフとして参加するナラティヴ・セラピー・ワークショップ

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こうさんや紫さんが行ってくれている、「 ナラティヴ・セラピー発祥の地 ニュージーランドで感じ、学ぶ ナラティヴ・セラピー・ワークショップ 2018」にスタッフとして参加しています。ニュージーランドでNarrative Therapyの実践者たちから、通訳付きでNarrative Therapy について教えてもらう、Workshopです。
2年前に参加した第1回目のこのWSを受けて、今回はスタッフとして、ただしWSの内容には、ほとんど参加者として参加させてもらっています。実質2回目のWSです。(でも、中には3回すべてに参加している人も)

内容は、変わっている部分もありますが、講師の顔ぶれも同じで、それぞれの講師の役回りというか、教えてくれている感じのことも似ているので、2回目の内容もあります。ただ、ここで「似ている」という言葉を使うのはためらいがあって、2回目で、もちろん聞いた内容もありますが、なんといえばいいのか、講師の人の語り口に、手あかがついているような感じがないというか、単なる知識を伝えるようなセッションではなく、全く新鮮に教えてくれていて、全く新鮮な気持ちで受けられています。

それでも、2回目ということで、1回目とは違う感じはもちろんあります。
1回目にこのワークショップを受けたとき、当時は全然ナラティヴ・セラピーの感じもわかっていなくて参加していたのですが、その時の自分の体験は「発見」という感じでした。
というのも、日本で臨床心理を学んでいた時、どうにも教育を受けていたところの雰囲気や、カウンセリングのカンファレンスの様子も自分にフィットせず「正直こんな感じだったら、もう臨床はいいかぁ」とか思って半ば腐っていました。アセスメントしろとか、適切な介入しろとか、心理教育しろとか、エビデンスベースドだーとか言われ、でも「そういうことがしたいわけじゃないんだけどなぁ…」「なんか失礼だし、違う気がする」と腐っていたわけです。単純に、自分にはフィットしなかったんだと思います。ただ、違う違うといいながら、じゃあどうするのがいいのか、というと、方向性があるわけでもなく、言うならば「北には行きたくないけど、どっちにいけばいいのかもわからん」という。
そんなときに、このWSに参加したら、なんとなく自分がぼんやりと、半分も意識に上っていないけど、そっちの方角に行きたかったものを、明確な形で見せられて、しかもそれが、どうにもまだ自分には見渡せない地平線の彼方に続いているらしいということを、発見したような感じでした。
当時の自分が言った感想で覚えているのが「なんだかわからないが、コンパスをもらって、自分の生きたい方角の方をさしてもらったような気がする」というようなことを最終日に言ったのを覚えています。。

それから2年がたって、またもう一度このWSに参加させてもらえたわけですが、今回は「探索」「報告」という感じです。
2年間、方角がぼんやり分かったので、そのおかげで少しナラティヴ・セラピーの本が読めるようになっていました。そうして、2年前に発見したものを、自分なりに探索してきて、今回それについて、改めて始まりである講師の言葉を聞いていると、発見して驚いているのではなく(もちろんそれも多々ありますが)、頷いている自分もいるわけで、それも再確認ではなく、さらに新しい道や洞穴を見つけたような感じでした。例えるなら、2年前は尺度の大きい地図をもらって大雑把に風景や雰囲気だけで十分楽しんでいたのが、今回は、もう少し地図が細かくなって、この前は通り過ぎてしまったローカルなスポットを発見したり、町の歴史とかも聞く余裕ができているようなそんな感じで、さらなら発見と共に、探索を行ったような。
また2年前にいくつかもらったアイディア(2つの島のワーク、外在化の質問、力と抵抗の考え方:初めて見た人は、これだけ言われても分からないと思いますが…)を実践として取り組んでみたりもしてきました。うまく使えないこともありましたが、そのアイディアに助けてもらったりしたことがたくさんありました。なので、久々に講師陣の顔を見て、話をきいていたら「そうだ、ドナルド(2日目の講師)の2つの島のアイディアを使ってみて、少し話が展開して助けられたことがあったんだ」とか、「そうだ、ジェニー(3日目の講師)が話してくれた、『恐怖を感じることだって一つの抵抗だ』って話をきいてから、話しの中にそんな小さな始まりの抵抗を発見したり、キャッチしようと思えるようになったんだ」とか、そういうことを思い出してきたわけです。そうなってくると、授業が終わってから講師に報告したいし、お礼がいいたくなる。「2年前あなたに聞いたこれを使ってみて、助けられたことがあるんです。ありがとうございました」とか、「あなたのあの例のおかげで、僕はもう少しこういう風になれた気がするんです」とか。そういうと、向こうも笑顔で話をきいてくれて、喜んでくれて、そんなやり取りを通して、そのことがもう少し自分の中で厚くなる感じがあったというわけです。

だれが読んでも分かる記事にしようと書き始めたのですが、書いてみたら、おそらくこのWSに参加した人でも分からないような、かなり個人的な駄文になってしまいました。
ただ、書き直す感じもしないので、これはこれで載せようと思います。
もう少ししたら、もう少しちゃんと内容についてのことも書くかもしれません。書かないかもしれません。

Katsuki

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